サプライチェーン本部 マーチャンダイズ‧プランニング部 部長
1997年入社T.N
入社後の12年間で新店を含め、副店長、店長として8店舗に勤務。その後、本社のサプライチェーン本部の分析チームへ異動しました。数値分析はもともと好きで、店長時代には特に力を入れて取り組んでいましたので、本社でそれができると聞いたときは気持ちが引き締まりました。
現在は、バイヤーが購入した商品の追加発注、店舗への配分、在庫をコントロールするマーチャンダイズ‧プランニング部の部長を務めています。チームは2つあり、1つは戦略的な商品調達を担うプランニングチーム。コアトイズ、ラーニング、ベビー用品、アパレルなど、カテゴリー別にグループを編成しています。そしてもう1つが店舗への配分と在庫管理をおこなうインベントリー‧コントロールチームで、メンバーは2チーム合わせて約30名です。
私の仕事は、マーチャンダイズ‧プランニング部全体を見渡して問題の発見と要因の分析をおこない、チームメンバー全員が最大限のパフォーマンスを発揮できる環境を整えること。メンバー全員が取り組んでいる仕事、直面している状況を正確に理解して、彼らとお客様にとって最適な方向を示すことです。また、店舗を訪問して在庫状況や発生している問題を確認し、対策を検討することも大切な仕事の一つです。
おもちゃとベビー用品を販売するトイザらスにとって、マーチャンダイズ、ロジスティックス、オペレーションの各部門と連携して構築するサプライチェーンは、会社の業績やお客様の満足度を左右する重要な要素の一つです。その流れを自身の考えとアイデアでつくり上げていくことに大きな責任とやりがいを感じています。
特にうれしいのは、メンバーの成長を実感できたときです。たとえば在庫の最適化に取り組んだときがそうでした。在庫は抱え過ぎても、不足してもお客様の購入意欲の減退を招き、財務面ではキャッシュフローに影響を与えます。そこで私は部長に就任して間もなく、以前から気になっていた在庫過多を解消し、回転率を高めるために目標をかなり高いところに設定したのです。するとメンバーは私の意図を理解し、達成という形で応えてくれ、大きな成長をみせてくれました。向上心を忘れない仲間と仕事ができていることに感謝した瞬間でしたね。
もちろん、誕生日やクリスマスにおもちゃを買ってもらって喜ぶ子どもたちの笑顔、それを見守るご家族の姿を見ることも大きな楽しみの一つです。
店舗に出かけたときにそんなシーンに出会うと、トイザらスに入社して本当によかったと思います。
月2回のペースでプランニングチームとインベントリー‧コントロールチームの合同ミーティングを実施し、「お客様が必要なときに必要な量を届ける方法」など、サプライチェーンに関するさまざまなテーマでディスカッションをおこなっています。在庫状況の分析、メーカーや店長とのコミュニケーション、発注の優先順位の決定など、さまざまな場面で今までにない方法にトライするチームメンバーが出てきており、着実に浸透していると実感しています。
そんなトイザらスだからこそ、将来的に取り組みたいと思うのは、あらゆる子どもたちを笑顔にすることです。日本では今、7人に1人の子どもが貧困状態にあると言われています。トイザらスなら子どもたちを笑顔にできる。おもちゃを買ってあげられないご家庭にも「トイザらスがあって良かった」と感じていただけるような取り組みをいつか実現できればと思っています。それが長い目でみればトイザらスの成長、ブランド力の向上につながると信じています。
仔犬のときに里親になった柴犬と散歩するのが休日の楽しみです。家の中では排泄しないので、朝と夕方に兼ねて出かけています。私にとってはいい運動になっていますね。
一番の趣味はスノボです。独身時代は滋賀、福島、北海道、信州などの店舗へ異動するたびに各地のゲレンデに通っていました。本社勤務の今も、時間があれば新潟のゲレンデに出かけています。