店舗運営本部 副店長
2017年入社M.A
大学では小学校と幼稚園の教諭免許を取得しましたが、教育実習後に少し方向転換し、子どもとかかわる仕事ができる企業を探そうと思いました。そのとき、真っ先に浮かんだのが、幼少の頃、誕生日やクリスマスにおもちゃを買ってもらったトイザらスでした。入社の決め手は、選考段階でお会いした先輩たちの言葉です。「あなたの仕事はマネージメントです。年齢、経験の異なるアソシエイト(パート・アルバイト従業員)に指示を出して売り場をつくり、数字を管理して店舗運営を支えます。子どもにおもちゃを販売するのはそのなかの一部です」。想像していた仕事とは少し違っていましたが、それを聞き、子どもたちにとって特別な 場所をつくりたいという思いが膨らみました。
入社後は、トレーニー(研修生)として神奈川県内の店舗に配属されました。接客、レジ、商品陳列など基本的な業務を習得した後、マネージメント業務の実践へ移行しました。この店舗のアソシエイトは、高校生から子育て中の女性まで約30名。彼らをマネージメントする先輩から学んだのは、お客様の満足度を高めるには、アソシエイトとの関係構築が不可欠ということです。 先輩の言動を注視していて分かったのは、一定の距離をとりながら一人ひとりの個性をうまく引き出しているということでした。それからは、仲良くなるためではなく、笑顔で仕事をしてもらうためにコミュニケーションをとるようになりました。学ぶことがたくさんあってなかなか気持ちに余裕は持てなかったですが、大切なことに気づいた1年目でしたね。
2年目からは神奈川県内の大型店舗で本格的にマネージメント業務をスタートし、4年目からスナモ店の副店長を務めています。幼い頃からトイザらスを知っている方は郊外の大型店をイメージされると思いますが、スナモ店は近年、当社の出店戦略の一環で都内に出店した小さめの店舗です。チームメンバーは2店舗を兼任している店長と副店長2名、アソシエイト10名という、従来の3分の1ほどのコンパクトなチームで運営しています。お客様はファミリー層が中心ですが、ここは駅から近いショッピングモール内の店舗であり買物ついでに何度も寄られる方が圧倒的に多いので、スーパーマーケットの売り方なども参考にして、いつ来られても新しさとワクワクするような楽しさを感じていただける売り場づくりを目指しています。
そのために私はSNSを情報収集ツールとして活用しています。トイザらスのハッシュタグをたどって商品を購入された方の投稿をチェックし、影響がありそうなら売り場を目立たせたり、陳列する在庫の量を増やしたりして備えます。また、アニメ番組のCMにも注目しています。帰宅後や休日はSNSやTVをずっと見ており、面白そうなおもちゃ、ゲームなどのCMが流れたら、それに合わせて売り場をつくることもあります。 「商品名はわからないけど〇〇の放映中にCMで‧‧‧」とお問い合わせをいただくこともありますので、大切な勉強の一つだと思っています。
達成感を覚えるのは、お客様目線の取り組みや体験機会の提供が大きな成果となって実ったときです。店長の理解とチームメンバーの協力があってこそなので、一体感も高まります。一番うれしかったのは、2021年の秋、パズルのように線路をつないで遊べる電車の玩具が爆発的に売れたことです。売れ筋商品というわけではないのに新しい線路や車両が出ると必ず入荷するのはなぜか?いくら考えても答えが見つからなかったのですが、実際に電車が走っているところを見せればこの商品の魅力が子どもたちにもっと伝わるのではと思い、店長の許可を得て店内の最も目立つ場所にサンプルを置き、電車を走らせてみたところ、クリスマスまで売れ続けて一時は品切れ状態になったほどでした。
この商品は今も売れ続けていて、同規模の店舗では圧倒的な数字を残しています。それが自信になりましたし、責任者の一人として工夫し挑戦できる環境だから成長できたと思います。今後の目標はマネージメント力をさらに高めることです。私は人に指示をしたり、人を動かすのが得意ではなく、5年目を迎えた今もまだまだ未熟だと思っています。毎年アソシエイトの顔ぶれが大きく変わる職場でもありますので、どんな人が入ってきてもトイザらスのスタンスや考え方を伝え、その人の良さを理解して伸ばしてあげられる副店長になりたいです。
もともとインドア派なので、休日は動画配信サービスを利用して、アニメを観ています。幼少の頃に夢中になった人気アニメを観て、おい しいものをたくさん食べて、ゆっくり眠るのが一番のリフレッシュ方法ですね。月に一度は同期入社の仲のいい友達と都内へ出かけて食事やカフェめぐり、ショッピングを楽しんでいます。仕事の悩みも相談できるので、同期の仲間の存在は本当にありがたいと思っています。